『24: レガシー』のプロデューサーが謝罪!ケニアで起きた本物のテロ映像を使っていた!!

過去シーズン

※物語の内容が含まれています

『24: Legacy(レガシー)』シーズン1の第4話で流されたテロの映像が、実は2013年にケニアの首都ナイロビにあるウェストゲートショッピングセンター(Westgate shopping mall)で実際に起きた本物のテロ映像だったことが判明しました!!

 

ケニアショッピングモール襲撃事件

このテロが起きたのは2013年9月21日(土)のことで、身元不明のテロリストらがショッピングモールで銃を乱射し、少なくとも67人が死亡、175人以上が怪我を負いました。

その後、ソマリア南部を中心に活動するイスラム過激派グループのアル・シャバブ(Al-Shabaab)が犯行声明を出したのです。

 

今週2/21に放送された第4話でこの映像が使われたのは、CTUでレベッカ・イングラムとキース・マリンズが揃ってドナルド・シムズ米国国家情報長官にテロの脅威や現状を報告するシーンです。

レベッカは過去に起きた事例として、3年前エジプトのアレクサンドリアにあるアルジェグラドマーケット(Al-Jegrad market)で起きたとされるテロ映像を流し、このテロはビン=カリードらの犯行で、18人のアメリカ人を含む200人以上が亡くなったと長官に報告したのです。

以下がその映像です。

 

スクリーンショット

 

つまり、このシーンの映像は実際にケニアで発生したテロの映像で、それを物語ではエジプトで起きたテロの映像として流していたわけです。

第4話が放送された後、ケニア人を中心に「これは容認できない。遺族などへの配慮がない」などとTwitter上で「#SomeoneTellFox(誰かFOXに報告して)」というハッシュタグを付けて批判が広がっていました。

 

 

この事態を受けて、『24: Legacy(レガシー)』のプロデューサーであるマニー・コトとエバン・カッツは、ナイロビでのテロ映像を使ってしまい後悔しています。この映像は今後この物語からすべて取り除きます」と声明を出しました。さらに、「我々は被害者や遺族の方々に深くお詫び申し上げます」とコメントも出しています。

 

本物のテロ映像を物語の中で使ってしまい、被害者やその家族の方に対する配慮が欠けていたということのようです。今回の『24: Legacy(レガシー)』は第1話からイスラムの恐怖を煽るものだと一部批判されていましたが、再び違う方面からも批判を浴びてしまったかたちです。

視聴者数も減少気味ですので、この先果たしてどうなるのか心配ですね。

「打ち切り!」なんていうことにならなければいいのですが…。


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